HAUS FARBEN|伝統と先進をつくる

安心をつくる強さ

地震大国といわれる日本において、家づくりは地震との格闘の中から発展していったといっても過言ではありません。
震度1以上の地震は全国で平均して毎日5回は起こっていると言われています。
そのような状況の中で、技術は発展してもすぐに現在の家を建て替えて更新していくことは難しく、大きな地震が我が身にふりかかることはどこか頭の片隅に追いやられてしまうのが現状ではないでしょうか。
しかしながら、過去や現代を振り返ってみても確実に地震は発生し続けそのうちの幾つかが甚大な被害をもたらしています。
地震はどこで起こるか分かりませんが、大切な暮らしの礎となる家が可能な限りの強さを持っていることは大きな安心となります。
私たちは万一の際に、みんなの心の拠り所となれる強さをもつ家づくりを基本としています。

耐震等級はどうやって決められるのか?

耐震等級は
どうやって決められるのか?

現在では多くの会社が「耐震等級3の住まい」を特徴として掲げています。
しかしながら、その等級には2種類の「耐震等級3」があることをご存じでしょうか?

①2階建てまでの木造に用いられる簡易な計算方法による等級3
②細かな部分の計算を行い地震などの力が加わった際の建物の動きを検討する許容応力度計算による等級3

等級3なんだから同じ強さなんじゃないの??と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
簡易計算で計算されるのは大まかな部分での建物の強さであり、許容応力度計算は建築物が構成される各部材について詳細な計算が行われます。もちろん基礎についても同様です。
そのため簡易な計算方法によって得られた耐震等級の建築物は、実際の地震の際に等級相当の強度を発揮できないこともあります。
みんなの居場所となる家こそ正確な構造計算が必要なのではないでしょうか。

構造計算を全棟実施、
安心の強さを確保

ハウスファーベンでは基本仕様を耐震等級3としていますが、その強さは全棟で実施している構造計算によって確かめたものとします。
許容応力度計算という台風や地震の力(外力)に対して建築物が受ける力を計算し、地震時にどれくらいの強度が必要なのかを算出する方法を用います。
この計算は建築物を構成する各部材や基礎においても検証されるため、簡易な壁量計算や品確法による性能表示計算と比べると、より詳細な各部の検証が行われます。
そのため、実際に地震が起きた時の総合的な耐力に違いが出るのです。
「伝統と先進をつくる」会社として永く受け継がれる家づくりを目指す私たちは、家の耐久性は何よりも重要な要素だと捉えています。そのため、お客様に家を売るためだけに表示をする強さではなく、有事の際に耐えられる強さをもつかどうかを確かめて示すことを基本としています。

耐震等級はどうやって決められるのか?

建築基準法で定められている強さを基準とした性能表示等級と
構造計算等級の強さ比較
(各等級において構造計算を用いて検証した結果)

200枚以上となる構造計算書

200枚以上となる構造計算書

自由で美しいデザインを
実現するための強さ

永く住み継がれる家づくりのためには建物のデザイン性も非常に重要な要素だと考えています。
住まう人を心地よく包み込むための空間づくりや見た目を整えるための自由な発想をデザインと捉え、それを具現化するためには構造体の強さが確保されるということが必須となります。全棟を構造計算する理由の一つはここにあります。
決まった間取りや大きさによってのみ強さを発揮できる家づくりではなく、自由なデザインと強さを両立する。
そのためにも私たちは構造体をどのように組み立てるかということにこだわり続けます。

強固でしなやかな建物を
つくるための構法

私たちの家づくりの中心となる「強い建物」をつくるためにハウスファーベンでは2種類の構法を選定し、お客様のニーズに合わせて採用しています。

【1.木造軸組ピン構法+耐力面材+制振装置のトリプルストロング構法】

従来の木造軸組工法の弱点である継手や仕口部分の断面欠損を最小限に抑えて、構造材を組み上げるために金物を使用したピン構法は安定した品質と強度を確保できます。
強固な木造住宅をつくるには柱や梁といった構造材の欠損を極力減らし、力がしっかりと伝達して分散できるような接合部が重要となります。
ピン構法では、安定した強度を持つ構造用集成材に、プレカット工場にて接合部分の金物を埋め込んだ構造材を使用します。
そうすることで、現場での作業を軽減し職人の腕や技術によって偏りの出ない安定した施工精度と強度を確保できます。

金物接合部

金物接合部

耐力面材

耐力面材

制振装置

制振装置

【2.SE構法】

在来軸組工法が先述のように部材を「ピン(回転する)」で接合するのに対して、SE構法は動かない状態の「剛接合(固定)」となるラーメン構法を用います。在来軸組工法の場合は筋交いや耐力面材で地震やその他の外力による力に耐えることを基本としていますが、ラーメン構法の場合は骨組み自体が耐力を発揮します。
SE構法はそうしたラーメン構法の中でも、使用する金物を独自で開発し耐力を高めたものを採用しています。
そのため余分な耐力面材や壁面がなくても外力に耐えうる強さを発揮できることで、より自由度の高い設計や外観のデザイン性の幅を広げられるといったメリットがあります。
通常の在来軸組工法では難しい大スパン(柱のない空間を広く設けること)の設計も可能となるため、空間に余裕のある住宅や店舗、商業施設への利用など幅広いニーズに答えることのできる構法となります。
SE構法:
https://www.ncn-se.co.jp/se/

SE構法 躯体

SE構法 躯体

強固でしなやかな建物をつくるための構法

家の根幹を支える基礎

基礎は家の力を地面に伝え支えるための重要な役割を果たします。
ハウスファーベンでは2通りの基礎工法を標準とし、プランに合わせて最適な基礎工法を選択できるようにしています。
①一体打ち工法のベタ基礎
②逆ベタ基礎(ベタ基礎を逆さにしたような形状)

一般的な住宅に用いられる「ベタ基礎工法」ではベースとなる部分と立ち上がりの部分を二回に分けてコンクリートを打設するため隙間ができてしまいます。この状態では地震が起きた際の横揺れに対して十分な強度を発揮することはできません。
このことから、ハウスファーベンでは基礎のベースと立ち上がり部分を一体で施工し、途中で隙間のないベタ基礎を構成することで正確な構造計算を可能とする「一体打ち工法のベタ基礎」を採用しています。

もう一方の「逆ベタ基礎」は梁を地中に埋めることにより梁が切断されることなく一体形成されるため、構造計算ができることはもちろんのこと、より耐震性に優れた基礎形状ということができます。
また、床下空間がないため湿気や虫が入りにくく地熱利用ができるというメリットもあります。

通常のベタ基礎工法(一体打ちではない)

通常のベタ基礎工法(一体打ちではない)

逆ベタ基礎工法

逆ベタ基礎工法

20年の地盤保証

建物自体の強さを存分に発揮させるためにも、敷地となる部分の地面の強さが建物の動きに耐えられるものであることが前提となります。
その敷地の地盤に対して問題が起き、家が傾いてしまった場合に対処するための費用を保証する仕組みが地盤保証です。

建物を建てる前には必ず専門業者が地盤調査を行い地面の強さを調べなければなりません。その調査結果を元に必要に応じて地盤の改良工事を行ったり、基礎形状を決定したりします。
万一にそれらの調査や基礎の設計・施工の不備により不同沈下が発生し、建物への影響が出てしまった場合には保険金が支払われます。
ハウスファーベンでは、より安心して家づくりを進めていただくためにお引き渡しから20年間の地盤保証を付帯しています。

地盤改良の種類

地盤改良の種類

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